日本でも馴染みのあるアルファベットを使用するベトナム語。日常で、またはビジネスシーンで、ベトナム語を使う必要がある人ならば特に日々の会話を大切にしていきたいですよね。
正しいベトナム語を覚えておくと、今よりも親睦を深められて人間関係を良好に築いていけるようになります。
うるさいと伝えたい時の正しいベトナム語は?
ベトナムの土地を初めて訪れた人は、街中やホテル・飲食店での賑やかな光景に驚くかもしれません。その土地柄もあってか、「声が大きい」のはベトナム人あるあるとして話されることもあるほどです。
今は静かにしていてほしい、うるさいと相手に伝えたい、そんな時にはどんなベトナム語を使うのが正しいのでしょうか?
ベトナム語でうるさいはなんて言うの?
ベトナム語でうるさいは「Không ồn ào」です。カタカナで発音を説明するのなら(ホン ゴンナウ)が近いと思います。友人など親しい間柄で使われる「うるさいよ」や「うるさいです」はベトナム語で、「Nó ồn ào」です。カタカナでの発音は(ノゥ オンナウ)が近いでしょう。
沈黙・サイレントの意味を持つベトナム語「im lặng!」は、騒ぐ子供に対して親が「静かに!」と、叱る場面などで使われています。カタカナで表すと(イム ラング)となります。
日本語でも伝える相手・使うシーンなどによって選ぶ言葉や言い方が変わるように、ベトナム語でもどんな場面で、どんな風に伝えたいかによって選ぶ言葉が変わることがわかります。
丁寧にベトナム語で相手にうるさいと伝えたい時には
うるさいだけでは感じ悪く思われてしまう?喧嘩にならないかな?という気持ちから相手に丁寧に伝えたい、そんな場合もありますよね。
相手に静かにしてほしいことを丁寧にベトナム語で伝えたい時には「Hãy giữ yên lặng nhé」をおススメします。「静かにしてください」という意味を持っていてカタカナでの発音は、(ハイ ジインラ ネ)となります。この(ネ)の部分がただ一言うるさい「Không ồn ào」と伝えるよりも、ベトナム語では相手に優しく伝わりやすくなります。
他にも、より丁寧に伝えたい時には「Im lặng(イム ラング)」が良いでしょう。「お静かに」「お静かにお願いします」などの意味があります。
うるさいと伝えたい時でも、ベトナム語で注意したいポイント
ベトナム語で「おまえ」という意味を持つ「Bạn(バーン)」を使って、うるさいと伝えてしまうと相手に嫌な思いをさせてしまうことがあります。他にも「あなた」という意味を持つ「Mày(ミャイ)」も時に、おまえという意味を含むことがある単語なので注意しましょう。
「彼」や「あの男」はベトナム語で「Thằng(タン)」が使われています。「彼女」や「あの女」は「Cô ấy(コウアイニ)」です。
必ず気をつけたい単語というわけではなく、深く親しい間柄では使われることもあります。けれど、まだそこまで親しくない人に対しては使わない方が無難なフレーズといえます。
感情的になってしまえば、上手にベトナム語で気持ちを伝えることができない
感情的になってしまえば、上手に自分の気持ちを伝えることができないのは、日本だけでなくベトナムでも同じです。「もう、うるさい!」という怒りの感情から、「Mẹ kiếp(ミェ キエップ)」という「ふざけるな」や「くそー」という意味を持つベトナム語を一緒に使ってしまえば言い合いになってしまう可能性もあります。
その他にも、「Câm mồm(カム モム)」は黙れという意味なので、うるさいことを伝えるには少し強い言葉になってしまいます。この「Câm mồm」はベトナムでは、喧嘩の最中などに使うことがほとんどです。友人や知人などに言うのは失礼になってしまいます。うるさいと共通する意味を持つ言葉ですが使わない様に注意しましょう。
ベトナム語に慣れていない時の話し方のコツ
ベトナム語にまだ慣れていない、そんな時でもコツを覚えておくと相手に伝えることができます。自分のステップアップの為にも、慣れないから使わないよりも日常の中で使う機会があるのなら、積極的に口にしていくことで大切です。
単語を覚えて、自分では話せているつもりでも相手には伝わらない、そんなことも多く経験するはずです。スムーズに話すことよりも相手に聞き取ってもらいやすいように、”間を入れて丁寧に話すこと”を意識するのがコツです。
自分ではベトナム語を話せているつもりでも現地の人からすると訛りのある言葉に聞こえてしまい、理解してもらえないこともあります。
単語と単語の間には、一息つく感覚で間を入れることで丁寧にゆっくりと相手に話しかけることができるようになります。慣れるまではこのコツを意識していきましょう。
うるさいの他に加えたいベトナム語って?
うるさいはベトナム語で「Không ồn ào」だということはわかりましたが、この前後に加えるとより相手に伝わりやすい言葉があるのなら活かしたいですよね。うるさいという言葉を使った、様々なベトナム語をみていきましょう。
話声に対してベトナム語でうるさいと伝えたい時
「声がうるさい」または「しゃべりすぎ」という意味を持つベトナム語が「Nói nhiều quá!」です。カタカナで表すと(ナイ ニョー コア)となります。その意味の通り、うるさくて迷惑している場面で使うので、不快に思っていることや怒っているということも相手に伝わりやすくなります。
他にも、人の話す声ではなく騒音などの音に対してうるさい、ことをベトナム語で伝えたい時には「Ồn quá!(オン クワー)」が良いでしょう。ベトナムの賑やかな街中では、使う機会が多そうな言葉の1つです。
隣人の物音騒音などに対して注意をしたい時
ベトナムでも日本と同様に暮らしの中で生活音のトラブルがあります。生活音のトラブルが解決できず発展してしまうのは、自分が困っていることを相手に上手に伝えることができない、ことも原因です。
そこで、隣人の物音に対して困っていることを伝えたい、少し静かにしてもらえたら助かる、そんな時に使いたいベトナム語が「Hãy nhẹ nhàng nói chuyện vào ban đêm」です。カタカナで発音をするなら(ハイ ネ ニャングノイ チェ バオ ダン デム)となり、「夜は静かにしてほしい」という気持ちを伝えることができる言葉です。
うるさいという言葉と一緒に使われるベトナム語って?
自分が相手に「うるさい」と伝えたい時ばかりとは限りません。自分が言われてしまうケースも考えられます。そんな時は、「ごめんなさい」という謝罪の意味を持つベトナム語「tôi xin lỗi(トイ シン ロイ)」と返しましょう。
他にも謝罪の言葉には「すみません」の意味を持つ「xin lỗi(シン ロイ)」もあります。うるさいと一緒に使われるだけではなく謝罪の意味を持つ2つの言葉は、様々な場所で使うことがあります。この機会に合わせて覚えておくと、きっと役立つ時がきます。
まとめ
うるさいと相手に伝えたい場面は必ずしも、同じ場面ではありません。誰に、何に対しての「うるさい」なのか?どんな姿勢で相手に伝えたいのか?によって適切なベトナム語は違うので正しい言葉を選んでいきましょう。
現地の人と話せたり、今よりも話せるようになる為には、”ベトナム語を使う機会を増すこと”が必要です。ベトナム語での日常会話は、リアルな日常会話で培われていくのでこれからもベトナム語に触れる時間を過ごしていきましょう!
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