ベトナムはひとり旅におすすめ!ひとり旅でまわりたいおすすめスポットをご紹介

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東南アジアの中で今最も注目度の高い国、ベトナム。実はひとり旅におすすめの国ひとつです。その理由はなんなのでしょうか?またひとり旅でおすすめのスポットをベトナムの地域ごとにご紹介していきます。

もしひとり旅を考えているのであればこちらの記事を参考に、ベトナムもぜひ選択肢のひとつにしてみてくださいね!

ベトナムがひとり旅に最適な理由

ベトナムがひとり旅に最適な理由は色々ありますが、代表的な理由は下記の内容となります。それぞれを詳しくみていきましょう。

治安が良い

ベトナムは他の東南アジア諸国に比べて治安が良いと言われています。さらに共産党一党体制のため政治的にも安定しており、クーデターなどが起こる可能性も低いと考えられます。

しかし治安が良いと言っても日本と同じように考えてはいけません。スリやひったくりなどの軽犯罪は繁華街や観光地で頻繁に起こっていますし、日本人が被害にあった事例も実際に多数報告されています。

「比較的」治安が良いことは確かですが、やはりそこは海外です。十分に気をつけて行動することを忘れないでください。

物価が安い

ベトナムの物価は日本に比べて1/3〜1/5程度のものが中心です。休みができたらフライトとホテルを取って一人でフラッとやって来ても、必要以上に浪費することがありません。

お手軽にお手頃に海外の旅を楽しんでリフレッシュできる国、それがベトナムです。物価が安い分、日本ではできないような贅沢なホテルやレストラン、スパなどにトライすることもできるでしょう。

観光地では英語がある程度通じる

ベトナムの公用語はベトナム語です。日本ではほぼ触れることのないベトナム語を急に勉強するのはちょっと面倒くさい気がしますよね。でも心配いりません。ベトナムの観光地では英語がある程度通じます。とくにベトナムの若い人たちの英語に対する意欲は相当なもので、若者を中心に英語が通じることが多いのです。

またベトナム語は英語のアルファベットとほぼ同じ綴りなので、意味が分からなくてもとりあえず読むことができるので安心です。タイやカンボジアだとそうはいきませんよね。

観光目的であればベトナム語を全く勉強せずにベトナムを楽しむことができるでしょう。

 

ベトナム国内に観光スポットがいっぱい!

ベトナムは日本のように南北に細長い国で、それぞれの地域に異なる特徴や観光地があります。また東は海に沿っていますが西に行けば山岳地域が広がり、海や山もベトナムで両方楽しむことができます。

このようにベトナムの各地に文化や環境の異なる観光スポットがいっぱいあるため、ひとり旅でも飽きることなく十分楽しめるのです。

女性のひとり旅でも大丈夫?

ベトナムは可愛いアジアンテイストの雑貨や少数民族の人たちの手作りのお土産品など、女性にとって魅力的なものがたくさんある国です。しかしベトナムへの女性のひとり旅は問題ないのか気になるろころです。

ベトナムは治安が比較的良い国であり、昼間であればタクシーに女性が一人で乗車しても問題はありません。しかしぼったくりタクシーもいますし、夜の一人歩きなどはやはり危険を伴います。海外である自覚を持って安全に留意して行動すれば、犯罪に巻き込まれることは避けられるでしょう。

ひとり旅のおすすめスポット【ハノイ編】

ここからはひとり旅でも十分に楽しめるおすすめスポットを、地域ごとにご紹介していきます。

ハノイはベトナムの首都であり、政治都市です。商業都市であるホーチミンと比べて落ち着いていて、古き良きベトナムの街並みがたくさん残っているところが魅力です。

ホーチミン廟

ホーチミン国家主席はベトナム人の心のよりどころです。ハノイに来たのであれば、1969年に亡くなったホーチミン国家主席の遺体が安置されているホーチミン廟へぜひ足を運んでみてください。特殊な技術を用いて保管されているその姿はまるで眠っているように見えるほどです。

総大理石作りの美しい廟は、緑に囲まれた広々とした敷地内にたたずんでいます。見た目にも荘厳な雰囲気のホーチミン廟には観光客だけでなく、ベトナム各地からたくさんの人々が毎日集まってきています。

民族博物館、女性博物館

ベトナムはベトナム人を代表するキン属の他、53種類の少数民族から成り立っている多民族国家です。少数民族は主にベトナムの山岳地帯に住んでおり、今でもその独自の文化や伝統を大切に維持しながら生活しています。

そのようなベトナムの少数民族を文化や生活を中心にベトナムの歴史などを総括的に知ることができるのが、民族博物館や女性博物館です。

民族博物館は街の中心地からは少し離れますが、屋外にそれぞれの民族の居住地が再現されていたり水上人形劇の劇場があったりとても充実した施設です。また女性博物館は街の中心にありベトナム人の女性をフィーチャーしながらベトナムの少数民族や歴史を知ることができる興味深い博物館です。

水上人形劇

ベトナムに来たのであればぜひおすすめしたいのが、水上人形劇です。ハノイには「タンロン水上人形劇場」と「ロータス水上人形劇場」の2ヶ所あり、どちらもハノイの中心であるホアンキエム湖の近くです。

ベトナムの伝統芸能である水上人形劇では、水の豊かなベトナムらしい水の上での素朴で愛らしい人形のコミカルな動きと、ベトナムの伝統楽器のライブ演奏が楽しめます。神話上でのベトナム誕生の話しや、昔のベトナム人の生活の風景など様々なストーリーが展開されます。

ハノイを起点にハロン湾、ニンビンなど

ハノイから世界遺産であるハロン湾や、小舟で洞窟や鍾乳洞をまわることができるタムコックやチャンアンのあるニンビン、バチャン焼きの陶器で有名なバチャン村へなど、様々なツアーがあります。

旧市街のあちこちにツーリストセンターがあり、外国人対象の格安バスツアーなどが紹介されています。個人や少人数のグループをまとめて連れて行ってくれるものが中心で、英語が中心ですがガイドがついているものがほとんどです。

値段も手頃なものばかりなので、ぜひ足を運んで色々と相談してみましょう。一人でも気軽に参加ができます。

ひとり旅のおすすめスポット【ホーチミン編】

次はベトナムで最も近代的で発展している街、ホーチミン編です。落ち着いたハノイに比べ、経済的にも外資系企業の進出も一段と進んでいるホーチミンは、歴史的な建造物と現代的な街並みが織り混ざっている独特の雰囲気です。常夏の気候で人々も開放的で明るく、北部とは全く異なる雰囲気を楽しめることでしょう。

戦争証跡博物館、クチトンネル

ホーチミンに来たのであればぜひ訪れたいのが戦争証跡博物館とクチトンネルです。戦争証跡博物館はホーチミン市内にありクチトンネルは市街地から離れますが、是非セットで訪れることをおすすめします。

戦争証跡博物館ではベトナム戦争の様子を生々しく記録した写真や遺物など、目を覆いたくなるようなものもたくさん展示されています。しかし日本ではなかなか見ることのできないベトナム戦争の真実と、いまだに残る傷跡を知ることができるでしょう。

当時実際に使われた戦車や大砲が展示されていたり、拷問を行った牢獄を忠実に再現している展示なども見所です。

クチトンネルはホーチミン市からのバスツアーで片道1時間半、全体で半日ほどで回ることができます。ベトナム戦争中のアメリカとのゲリラ戦のために作られた実際の地下トンネルにもぐるができ、南ベトナムの解放戦線の激しい抵抗の様子がリアルに感じられます。

ベトナム雑貨のショッピング

ベトナムといえばベトナムの少数民族の手作り雑貨やアジアンテイストの雑貨のお土産なども魅力のひとつです。ホーチミンではメインストリートであるドンコイ通り周辺に雑貨屋が連なっています。道には歩道もあり綺麗で歩きやすいので、散策しながらのショッピングが楽しめます。

ベトナムはフランス統治時代のフランス人の邸宅などをそのまま雑貨屋やカフェ、レストランとして再利用していることがよくあります。このような歴史的建築物を楽しみながらの雑貨屋やカフェ巡りもおすすめです。

ホーチミンを起点にブンタウ、ヴィンロンなど

ホーチミンからはバスや船でブンタウやヴィンロンなどの街を訪れることができます。

ブンタウはホーチミンからバスで2時間、船で1時間半ほどで行くことができるビーチです。おしゃれなビーチリゾートというよりも、日本の熱海を感じさせる地元の人に愛されるローカルの海水浴場で、なんだかホッとする雰囲気が魅力です。新鮮な海産物が食べられるナイトマーケットもおすすめです。

ヴィンロンはホーチミン市からバスで2時間半ほど。こちらのおすすめはなんといってもメコン川クルーズです。東南アジアの南国ベトナムらしい、広大なメコン川を巡り水上マーケットの様子を楽しめます。

ひとり旅のおすすめスポット【ダナン、ホイアン編】

最近ベトナムで注目度急上昇中なのがダナン、ホイアンです。日本からダナン空港への直行便もできて乗り換え不要で行くことができます。

ダナン、ホイアンは二つの特徴のある街がコンパクトにおさまっており、ベトナム初心者や一人旅にとくにおすすめです。

ホイアン旧市街

ダナンからバスや車で1時間ほどの場所にあるホイアンの旧市街地区は、ベトナムの昔ながらの美しい街並みを残している観光地です。ホイアンの旧市街はユネスコの世界遺産にも登録されています。

花や緑にあふれた昼間の風景も素晴らしいのですが、ランタンの光に彩られた夜の旧市街の様子はさらに美しく、観光客を魅了しています。

おしゃれなカフェや雑貨屋、レストランなども立ち並び、食べ歩きやショッピングも楽しめます。

ダナンでビーチリゾート

一方のダナンは大規模なリゾートホテルが海岸沿いに立ち並ぶ一大ビーチリゾートです。巨大なビーチリゾートホテルの広大な敷地でゆっくりとビーチや海水浴を楽しむことができます。

ダナンのビーチリゾートホテルを拠点にプライベートビーチでゆっくり過ごし、夕方からホイアンの旧市街に出かけて散策や食事を楽しむのがおすすめのプランです。

ダナンを起点にフエなど

ダナンからバスで3時間ほどでベトナムの最後の王朝があった街、フエに行くことができます。最後の王朝グエン朝の王宮など、ベトナムのさらに古代の歴史を感じることができるでしょう。

ひとり旅のおすすめスポット【サパ編】

ベトナムの中級〜上級者におすすめなのが、サパです。ベトナムの少数民族の暮らしや文化を知ることができます。ベトナム人も憧れるサパの旅。ハノイ、ホーチミン、ダナンなどとは全く異なるベトナムの奥地サパへの旅はひとり旅でもおすすめです。

ベトナムの秘境サパとは?

ベトナムの北部山岳地帯にあるサパへは、ベトナムの首都ハノイから電車やバス、車などを乗り継ぎ6〜7時間ほどはかかるためアクセスが良いとはいえず、まさに秘境と呼ぶにふさわしい場所です。

黒モン族、花モン族、タイ族、ザイ族などたくさんの少数民族がその文化や伝統を守りつつ暮らしています。週末のマーケットではたくさんの少数民族が集まり特産物やお土産品などで賑わいます。それぞれの民族の特徴ある民族衣装も華やかで見ものです。

サパでトレッキング

サパは山岳地帯なので、トレッキングツアーがおすすめです。サパのツーリストセンターでトレッキングを申し込みましょう。

トレッキングといっても子供も参加ができるもので本格的なものではありませんが、長時間歩くことになるため、歩きやすい靴や服装を用意することを忘れないようにしましょう。おすすめは春と秋で、美しい棚田が見所です。

サパでホームステイ

サパは今では一大観光地となっており、多くの外国人観光客が訪れます。そのためホテルもたくさんあり宿泊には困りません。しかしせっかくサパに行くのであればおすすめはサパの少数民族の家でのホームステイです。

サパの少数民族の人たちの一部の家をホームステイ先として提供しており、一緒に食事をしたり実際に少数民族の人たちと触れ合うことができるのです。

ホテルのような設備はもちろんありませんが、基本的にはシャワーや水洗トイレもあります。ホテルのレストランとは異なる少数民族の人たちの一般的な家庭料理を味わうことができるのも醍醐味でしょう。

全泊ホームステイが不安な人は、1泊だけでも試してみるというのはいかがでしょうか。

ひとり旅のおすすめスポット【その他おすすめ!編】

ひとり旅の醍醐味は一緒に行く相手のことを気にせず、一人でたっぷり自由に時間を使うことができることですよね。ひとり旅ならではのその他のおすすめを、こちらにご紹介していきます。

南北統一鉄道の旅

ベトナムのハノイとホーチミンは飛行機で2時間少しで行き来できますが、時間がある人はぜひ鉄道の旅を楽しんでみてください。所要時間は29時間ですが、ゆっくりと気ままに列車の旅を楽しめます。途中下車しながらの旅もよいかもしれません。

かつては北と南で分断されていたベトナムですが、この北と南を結ぶ鉄道は親しみを込めて南北統一鉄道と呼ばれています。

ベトナムから近隣アジア諸国へ

ベトナムは東南アジアの中心に位置しており、他の近隣アジア諸国へ行くのにとても便利なロケーションです。ベトナムを拠点にタイやカンボジア、ラオス、マレーシア、シンガポール、インドネシア 、フィリピンなどに気軽に行くことができるでしょう。

ただし注意しなければならないのがビザです。日本のパスポートを持っていればベトナムへは15日間ビザ無しで滞在できますが、これは一度ベトナムを出てしまうと無効になります。またビザ無しでベトナムに入国した場合、出国から30日以上経過しないとベトナムへ再入国ができません。

そのため、もしベトナムを拠点にして近隣アジア諸国へ行く予定があるのであれば、最初のベトナム入国の際にマルチプルビザを取得しておくことをおすすめします。このマルチプルビザであれば、期間内に何度でもベトナムへの出入国が可能となります。

ベトナムのひとり旅に便利なフレーズ

ベトナムへの旅行はベトナム語を知らなくても楽しめますが、いざという時のためにひとり旅に使えそうな便利なフレーズをいくつかご紹介します。

■ 一人用の部屋はありますか?料金はいくらいになりますか? / Chị/Anh có một phòng đơn không? Nó có giá bao nhiêu?(チ/アイン コー モッ フォン ドン コン? ノー コー ザー バオニュー?)

■ ○○行きのツアーはありますか? / Có một tour đến ○○ không?(コー モッ ツアー デン ○○ コン?)

■ 一人でも参加できますか? / Tôi có thể tham gia một mình không?(トイ コーテー タムザー モッミン コン?)

■ 日本語のツアーはありますか? / Chị/Anh có tour du lịch Nhật Bản không?(チ/アイン コー ツアー ズーリック ニャッ バン コン?) 

■ 日本語を話せる人はいますか? / Có người biết nói tiếng Nhật không?(コー グイ ビエット ノイ チエン ニャッ コン?)

関連記事:ベトナム語での基本的なあいさつ7種類をシーン別・話し相手別に徹底解説

まとめ

このようにベトナムはベトナム国内に文化や雰囲気の異なる観光スポットが豊富で、ひとり旅でも決して飽きることがありません。人も街ものんびりしたベトナムをめぐるには、時間をきままに使えるひとり旅が実は向いているのかもしれませんね。

少し遠くへ足を伸ばす際は、外国人向けのツアーに申し込めば気軽に参加することができるので、ひとり旅でも困ることはなさそうです。

ベトナムのハノイやホーチミン、ダナンなどを拠点にまわりの街を訪れたり、アジアの中心地ならではの近隣諸国への旅を楽しんだり、ひとりでも十分に充実した旅を楽しむことができるでしょう。

ベトナム中、上級者であればぜひ山岳地帯のトレッキングやホームステイ、列車の旅もおすすめです。

自分らしいベトナムへのひとり旅を楽しんでくださいね。

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