ベトナム語の悪口とは?ベトナム人に使ってはいけない言葉や表現集

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ベトナム語を勉強してベトナム人の知り合いが増えてくると、もっとベトナム人について知りたくなりますよね。

ベトナム人と仲良くなるための言葉をたくさん知ることは良いことですが、ベトナム人にとっての「悪口」となる言葉や、習慣などちょっとネガティブなことも知っておいたほうが安全です。

どうやら日本人とベトナム人では言葉や行動で「悪口」と捉えられることが少しずつ異なるようです。本記事で項目ごとに詳しく見ていきましょう。

ベトナム語の悪口とは?

日本語で悪口を言うことがあるように世界のどんな言語にも悪口は存在し、ベトナム語にももちろん存在します。

でも悪口を言いたくなる時というのは、似ている部分もあれば少し違う部分もあります。そこに文化の違いを垣間見ることもあるでしょう。

ベトナム人はどんな時に悪口を言う?

ベトナム人が悪口を言う時、それは基本的には日本をはじめ他の国々の人たちとそんなに変わりはありません。

嫌なことをされたとき、嫌なことを言われたとき、文句を言いたくなる時など、人が誰かの悪口を言いたくなる理由は世界各国でそんなに違いはないはずです。

しかしこれはちょっと日本とは違うかも?と思われる、実体験に基づいた悪口の理由の実例をここでご紹介します。

実体験その1:

ベトナムの不便さに対して文句を言った時

実体験その2:

賃貸アパートの設備の不備により、引っ越しをすると家主に伝えた時

実体験その3:

上司がベトナム人の部下や同僚にみんなの前で注意したり、叱った時

実体験その4:

相手のベトナム人が期待しているほどに、こちらが助けなかった時

 

このようなことが起こった時に直接的に態度で示されたり、影で悪口を言われたりしたということが実際に発生しています。

日本人として理解できることもあれば、できないこともありますね。

ベトナム人がされたくないこととは?

上の項目であげたベトナム人に悪口を言われたシチュエーションに沿って、ベトナム人がされたくないことを逆説的に検証すると下記となります。

ベトナムのことを悪く言われること

ベトナム人は愛国心がとても高い国民です。歴史的な背景から見ても、愛国心で苦境を乗り越えてきた国民性がうかがえます。

先進国に比べればベトナムでは、まだインフラなどが整っていないところがたくさんあります。

外国人が例え悪口ではなく事実として不便さを述べたとしても、ベトナム人にとっては「ベトナムの悪口を言っている」と思われてしまう事があるので注意しましょう。

ベトナム人が思う些細なことで、文句を言われること

比較する国にもよりますが、ベトナムの住宅事情は日本とは大きく異なります。例えば雨漏りや騒音などは普通のアパートに住んでいれば当たり前に発生します。

このようなことはベトナム人にとっては日常茶飯事で、彼らにとっては些細なこととなります。そのようなことを外国人が文句を言ったり騒ぎ立てたりすると、ベトナム人が不快感を示すことがあります。

他の人の前で注意されたり、叱られたりすること

仕事をしていると仕事のやり方や間違ったことの指摘など、人前で注意をしたり叱ったりしなければならない場面もどうしてもありますよね。

でも人前でそのようなことをされることは、ベトナム人にとっては耐えられないことの様です。もしどうしても注意したり叱ったりしなければならない時は、個別に呼んで行うようにしましょう。

家族や友人同士のように助け合わないこと

もちろん全てのベトナム人ではありませんが、同僚や上司部下の関係でも家族のような、友人のような関係を求められることがあります。

お金が発生しない家族や友人のような助け合いを、会社の同僚などでも期待されてしまう事があるのです。

家族のようなつながりの強い関係性が温かく感じられる反面、ちょっと煩わしさを感じることも。日本人であれば理解できるメンタリティですが、個人主義の西洋系の外国人にとってはあまり理解されないことも多いようです。

陰口?それとも直接言う?

ベトナム人は相手に対してそこまでストレートに悪口をいう事はありません。そのあたりは日本人の傾向と少し似ているのかもしれません。直接悪口を言う代わりに、態度で示してくることが多いでしょう。

態度というのは例えばあからさまに避けられたり、嫌な態度をされたりというようなことです。ここは日本人とは違い、はっきりと態度で示してくる場合が多いようです。

ちなみに悪口を言われている当の本人がいないところで、悪口が盛り上がってしまうのは日本でも、どの国でも同じです!

ベトナム人に言ってはならない悪口の表現とは?

ベトナム語には比喩的な表現がたくさん存在します。

ベトナム語の文章の意味そのままだけでなく、深い意味を理解しなければ本当の意味が分からないことがあります。

その中でもベトナム人に使ってしまうと「悪口」となってしまう、ネガティブな表現を項目ごとに紹介していきます。

知っておけばつい気軽に使ってしまうという事も避けられるでしょう。

動物を使った比喩的な悪口

ベトナム語では動物を使った比喩的な表現がたくさんあります。ある調査によれば、4,500種のベトナム語の慣用句を調べたところ、95種類もの動物が使われていたとのこと。ちなみによく登場する動物は、犬や鶏などの家で飼っているような身近な動物が多いそうです。

では早速動物を使ったネガティブな慣用句を見ていきましょう。

◾️ ngu như chó / lợn(グー ニュー チョー  / ロン):犬 / 豚のように愚かな

犬は多くのベトナム人が飼っています。しかし犬を慣用句で使ったり、人に対して使ったりすると、バカにした表現となってしまうため注意しましょう。とても仲の良い友達同士で呼び合ったりすることもあるそうですが、使わない方が無難でしょう。

◾️ béo như heo / lợn(ベャオ ニュー ヘオ  / ロン):豚のように太った

これは日本でも使われる表現ですね。 heoとlơnはどちらも豚という意味ですが、北部では lợn、南部では heoが主に使われます。  như(ニュー)は、「〜のように」という時に使える便利な単語です。

◾️ yếu như sên(ィエウ ニュー セン):カタツムリのように弱い

◾️ chậm như sên(チャム ニュー セン):カタツムリのように遅い

「カタツムリ(sên)のように遅い(chậm)」は日本語でも使われる表現です。「カタツムリのように弱い(yếu) 」は日本語では使われませんが、確かにカタツムリは弱そうな感じがします。ニュアンスはよく伝わりますね。

◾️ não cá vàng(ナオ カー バン):金魚の脳みそ →物忘れが激しい人、ぼんやりした人

「鶏が 3秒でものを忘れる」 というような表現は日本でもありますが、それの金魚バージョンです。確かに金魚は脳みそが小さそうな感じがします。 nãoが脳みそ、cá vàngが金魚です。

Nguyet

Ngu như chó

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Nguyet

Béo như heo

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Nguyet

Yếu như sên

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Nguyet

Chậm như sên

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Nguyet

Não cá vàng

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食べ物を使った比喩的な悪口

食べ物を使ったネガティブな表現もあります。いくつかご紹介していきます。

◾️  đầu to mà óc như trái nho(ダウ トー マー オック ニュー チャイ ニョー):大きな頭だけど、脳みそはぶどう →役に立たないということ、頭が悪い

大きな脳みそを持っていても、中身がぶどうでは役に立ちませんよね!脳みそとぶどうがなんとなくリンクします。 đầu=頭、 to=大きい、 mà=しかし、 óc=脳、 trái nho=ぶどう

◾️ đuối như trái chuối(デュオイ ニュー チャイ チュオイ):バナナのように疲れた

悪口ではないかもしれませんが、褒め言葉でもなさそうです。バナナのだらっとした感じが疲れている様子をイメージさせるのでしょうか。đuối=溺れる、rái chuối=バナナ

◾️ bánh bèo(バイン ベャオ):幼い、ぶりっ子

女性に対して使うと、清純さや無垢であるところをアピールしている、ということを揶揄する表現になります。

ちなみに bánh beòは、ベトナム中部フエの蒸した米粉を使ったプルプルしたおやつです。この表現に bánh bèoが使われているのはその可愛いらしい見た目からなど、諸説あります。

逆に男性にこの表現を使うと、優しくておしゃれな、ちょっとフェミニンな感じの男性というイメージの表現となり、少し褒め言葉となるようです。

Nguyet

Đầu to mà óc như trái nho

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Nguyet

Đuối như trái chuối

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Nguyet

Bánh bèo

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言ってはいけない危険な言葉

日本語にも世界各国の言葉にも口汚い言葉があるように、やはりベトナム語にも人に言ってはいけない言葉があります。

語学をやっているとついついローカルの人のように、通な言い回しを使いたくなることがありますが、外国人だからといって許されないこともあります。

通な言葉を無理やり使う必要はありません。正しいベトナム語を使うように心がけましょう。

言ってはいけない危険な言葉をいくつかご紹介します。

◾️ Cút đi!(クッ ディー):あっちへ行け!消えろ!

◾️ Chết đi!(チェット ディー):死ね!

◾️ Mẹ kiếp(メ キエップ):ふざけるな!クソ! 

◾️ Địt(ディッ)  / Mẹ nó(メ ノー) / Đm(ドゥー モゥー) / Vơ lờ(ヴォー ロー): FUCK!  

このような言葉は決して言っても言われてもよくない言葉です。使う必要はありませんが、言葉と意味は知っておいても良いでしょう。

Nguyet

Cút Đi

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Nguyet

Chết đi

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Nguyet

Mẹ kiếp

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Nguyet

Mẹ nó

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Nguyet

Vờ lờ

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あまり使わないようにしたい、悪い意味を示す形容詞

誰もがあまり言われたくないネガティブワードってありますよね。ここではあまり言われて嬉しくない形容詞や動詞などを集めてみました。なるべく使わないようにしたいところです。

動詞

単語 読み方 意味
ghét ゲーッ 嫌い
bực mình ブック ミン イライラする
tức giận トゥック ザン(ヤン) 怒る
thất vọng タット ヴォン がっかりする
lo lắng ロー ラン 心配する
mệt mỏi メット モーイ 疲れた
bó tay ボー タイ お手上げ

形容詞

単語 読み方 意味
buồn ブオン 悲しい、寂しい
tiếc ティエック 残念な
chán チャーン 退屈な
chán nàn チャン ナン 憂鬱な
sợ 怖い
cô đơn コー ドン 孤独な
khổ sở コー ソー 辛い
khó chịu コー チウ 不愉快な
khó tính コー ティン 気難しい
dễ ghét ゼー ゲット 無愛想な
ạnh lùng アイン ルン 冷たい
tham lam タム ラム 貪欲な、欲張りな
nôn nóng ノン ノーン 短気な
không kiên nhẫu コン キエン ニョウ
lười biếng ルオイ ビエン 怠惰な、面倒臭がりな
luộm thuộm ルオム トゥオム だらしない
ngu ngốc グ ゴック 愚かな
ồn ào オン アオ 騒がしい
thấp kém タップ キエム 下品
Nguyet

Ghét

Nguyet

Bực mình

Nguyet

Tức giận

Nguyet

Thất vọng

Nguyet

Lo lắng

Nguyet

Mệt mỏi

Nguyet

Bó tay

Nguyet

Buồn

Nguyet

Tiếc

Nguyet

Chán

Nguyet

Chán nản

Nguyet

Cô đơn

Nguyet

Khổ sở

Nguyet

Khó chịu

Nguyet

Khó tính

Nguyet

Dễ ghét

Nguyet

Lạnh lùng

Nguyet

Tham lam

Nguyet

Nôn nóng

Nguyet

Không kiên nhẫn

Nguyet

Lười biếng

Nguyet

Luộn thuộm

Nguyet

Ngu ngốc

Nguyet

Ồn ào

Nguyet

Thấp kém

悪口のように感じるベトナム人独特の表現とは

言葉ではなくて態度で悪く思われているように感じるベトナム人の習慣があります。

ベトナム人にとっては何ともない日常の癖でも、日本人であればあまりやらない行動や態度をされると「怒ってるのではないか」「嫌われてるのではないか」などと思ってしまうことがあります。

ベトナム人にされて少しドキッとする行動の意味合いを説明していきます。

ベトナム語を話して「はぁ?」と言われたら

ベトナム人とベトナム語を話していると、「はぁ?」と言われることが度々あるでしょう。ベトナム人は発音にシビアなので、正しい発音をしないとなかなかわかってもらえません。

でも「はぁ?」と言われるとちょっと馬鹿にされたような気がしてイラっとしますよね。

でもこれはベトナム人にとって、日本語で言うところの「ん?」とか「え?」くらいの軽い疑問詞のようなものです。

あまり深い意味はないので、相槌くらいに思っておけば良いでしょう。これでめげるくらいであれば、ベトナム語はなかなか上手くなりません!心して受け止めましょう。

ベトナム人に舌打ちをされたら

ベトナム人と接していて最初の頃に驚くのが、ベトナム人がしょっちゅう舌打ちをすることではないでしょうか。

日本では舌打ちは、自分自身や相手にムカついた時などについつい出てしまうことかもしれませんが、完全にマナー違反です。

ベトナム人が舌打ちする時は自分自身が言葉に詰まった時や、「ええっと」とか「そうですね」のような会話の間を埋めるような時に使われることが多く、相手に対してイラついたりしているわけではないことが多いのです。

もちろん日本人と同様にイラっときて舌打ちすることもあるので、その時はやっぱりマナー違反かなと思いますが、ベトナム人同士はそこまで気にしてはいないのかもしれません。

ベトナム人に後ろからクラクションを鳴らされたら

ベトナムに来て驚くことの一つとして、車、バイクの多さと、クラクションのやかましさもありますよね。

日本だとよほどのことがないとクラクションを鳴らさないかと思います。なので鳴らされると「どけよ!」みたいに言われているような気がして、こちらも怒りを覚えることがあるでしょう。

でもベトナムの場合は、例えば後ろから車が通る時に「後ろ通りますよ!」とか「危ないからどいてね」というような、ちょっとした掛け声や車やバイクの存在アピールに使われていることが多いのです。

そのため、悪意がなく逆に親切心で鳴らしていることもあるので、クラクションが気軽に鳴らされます。

もちろん「どけよ!」という意味の場合も少なからずあるため、ケースバイケースです。クラクションが鳴ったら、どちらの意味にせよ身を守るために必ず避ければいいのです。

まとめ

ベトナムでも日本でも、世界中でも悪口やよくない言葉使いというのは存在するものです。ベトナム語をある程度習ってくると先生から習う基本に忠実なベトナム語より、生きたベトナム語を話したくなるかもしれません。ベトナム人とコミュニケーションをとるうちに自然身についてくることもあるでしょう。

だからといって、ベトナム人でも使わないような、口汚い言葉を使うのは避けたほうが良いでしょう。仲の良い友達同士でも、失礼なことは言わないに越したことはありません。

ぜひ正しいベトナム語を使いながら、たくさんのベトナム人とコミュニケーションをとってみてくださいね。

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