ベトナムの100円は大きい!ベトナムで100円あればどんなものが買える?

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ベトナムは日本と比較し、物価が安い事でも知られています。

そんなベトナムで100円に相当する金額で何ができるのか、どんなものが買えるのか、そんな疑問に対して今回項目ごとに紹介してまとめました。ベトナムの100円は意外に多くのことができ、意外なものまで買えてしまう、そんなことが分かるのではないでしょうか。

それでは最初に日本円の100円はベトナムではいくらなのか、そんな疑問についてお話ししていきましょう。

100円はベトナムでいくら?

100円は、ベトナムでは約22,000ベトナムドンです。このように非常に高額な数字に相当するベトナムドン、ここではそのベトナムドンやレートについて紹介しましょう。

しかし、2022 年は円安の影響で 100 円が 160~170 ベトナムドン 程度にとどまる月が多くなりました。

ベトナムドンとは

ベトナムドンは、漢字で銅と表記され、略字はVND (他にはvnd、Việt Nam đồng、đồng) です。その下にハオ(毫)、シュウ(樞)があり、1ドン=10ハオ=100シュウと言う関係になっています。

ちなみにもともとドン自体も他の国の通貨単位に比べて小さい単位(2020年7月現在、1000ドン=4.53円相当)になっているため、日本の銭や厘のように形式だけ存在している状態です。ベトナム戦争で南北に分かれた際も両方にドンが存在していましたが、現在は統一され統一ドンとも呼ばれています。

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ベトナムでは、以前は硬貨が発行されていたが、保管の不便さからベトナム政府が撤退し、日常の取引で硬貨を使わなくなった。

具体的には、2011年4月にベトナム国家銀行が硬貨の発行を停止した。首相は、国家銀行の提案に同意し、新しい硬貨の印刷、鋳造、発行を停止している。

現在のベトナム通貨の主な素材は、紙幣とポリマーの2つである。

ベトナムの通貨について詳しくは、次の記事を参照してください。↓

ベトナムの法定通貨・ドンを知る~日本円ではいくら?・ドンの成り立ちなど~

 

レートの推移

ドンは固定のレートではなく、日本円やアメリカのドルのように相場が変動しています。その相場の変動、レートの推移ですが、年々円高傾向にある状況です。

2007年頃は、1000ドン=7.70円程度でしたが、4.53円程度になっています。これによって100円相当のドンは高値を示すようになってきました。ただ、円高にはなっているもののベトナム自体の物価が上がっているので、必ずしも100円で買えるものが増えているというわけではありません。

では具体的にどんなものが買えるのか、あるいは買えないのか、食事や衣服などにフォーカスしてお話ししましょう。

一食100円でも行ける!

ベトナムで100円相当の金額を持っていれば1食食べることが可能です。日本では余程我慢しなければ(スーパーのおにぎり1個やパン1個など)難しいこの金額、ベトナムではきちんと1食食べられます。

では具体的にどのようなものが買えるのか、例を挙げながら紹介していきましょう。

インスタントラーメンは5人分買える

日本でもかろうじて100円で購入できるインスタントラーメンですが、ベトナムでは激安店でなくとも5個程度買えます。

元々物価が安いのもありますが、ベトナム人は日本人並みかそれ以上にインスタントラーメンが大好きです。そのためたくさん買う方が多く、それに比例して金額も下がっているという背景もあります。

現地ブランドは特に安く、1袋でたった15円というものも少なくありません。そのため100円相当のお金を持って行けば2日分丸ごと過ごすことも可能なのです。

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ちなみに日系企業も多く進出しており、日清やエースコックもインスタントラーメンを販売しています。こちらは若干高めですが、それでも日本の半額以下程度で買えますから3~4人分は確実に買えるくらいの安さです。

果物はたくさん買える

ベトナムは温暖な気候です。そのため、果物は100円でたくさん買えます。100円相当のお金があれば何が買えるかをざっと紹介してきましょう。

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例えば、ココナッツジュースは2玉分、マンゴーやドラゴンフルーツは1個程度です。ココナッツジュースは日本の10分の1程度、マンゴーなども半額程度で購入できます。

また、バナナも多く栽培されているため安くなっているのが特徴です。100円あれば3房は買えます。これは日本の激安スーパーも真っ青な価格と言えるのではないでしょうか。これ以外にも市場に行けば果物の安さにびっくりするはずです。

屋台めしは厳しい

ベトナムは屋台で飲食することが多いのですが、屋台めしに関しては100円だとギリギリです。

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確かにコムディア(ご飯を盛り、上に直接おかずをのせたもの)やチャオ(粥)、コムタム(砕いた米を調理した米飯)等は何とか食べられます。しかし、バインミー(ベトナム風サンドイッチ)や凝ったフォーなどは200円相当のものもあり、100円程度では難しいケースも多々あります。また、フォーもシンプルなものでも120円を超えてしまうため、ギリギリ難しいかもしれません。

それでも日本の物価を考えれば、非常に安価に食べることができるのは確かと言えます。残念ながら、観光客向けのレストランなどは日本とそこまで変わらない金額で提供されるので、当然100円では食べるのが困難です。

ベトナムの100円で衣類は買える?

ベトナムの物価は安いというのが食事からも分かったと思います。では衣類などはどうでしょうか。ベトナムの衣類は、古着や地元民向けの安いお店でない限り100円で買うのは困難です。

例えば温暖なベトナムで頻繁に着ることになるTシャツは、どんなに安くても200円を着ることはほとんどありません。また、日本人が見てほしいと思えるような凝ったデザインのものに関しては500円を超えることもざらです。

確かに日本に比べれば安いのですが、100円で気軽に何枚も買うのは難しいものがあります。良く利用する履物は意外に高く感じられるのではないでしょうか。なぜなら安くて250円程度、標準でも500円は用意する必要があります。

そう考えると日本のディスカウントストア程度の金額と感じるかもしれません。ただ、異国情緒あふれるデザインも多く、日本の雑貨店で買えば少なくともその数倍はするものもありますから、そういったことを考えれば安いといるのではないでしょうか。このようにいくら物価が安いベトナムでも100円で衣服を揃えるのは困難です。

100円の公共交通機関も多い

ベトナムの移動手段、公共交通機関はどうでしょうか。結論を言えばタクシーは、100円で乗るのは難しく、バスであれば頻繁に乗れます。それらを踏まえてお話ししましょう。

バスに乗って移動できる

ベトナムのタクシーは高級な乗り物です。そのため利用すれば日本より若干安いか同程度と言えます。ぼったくりと感じるかもしれませんが、現地でhかなり高級な交通手段と知っておきましょう。

一方ローカルバスは、庶民の足として頻繁に利用されます。タクシーで1000円程度かかる区間であっても25円程度で乗れるからです。そのため100円あれば、路線内のだいたいの所へ2人で往復することもできます。

このようにバスに限って言えば100円あればそこそこ移動できて十分な勝ちがある金額と感じられるのではないでしょうか。

期間限定!100円で飛行機が乗れる

例外ですが、期間限定で100円を払えば飛行機に乗れます。しかも国際線です。

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その航空会社は、ベトジェットエアというベトナムの格安航空会社(LCC)が販売しているもので日本の成田空港からベトナムの主要都市の一つ、ハノイに行く路線が100円(しかも日本円で支払える)なのです。いくら物価が安めのベトナムでも大赤字ですが、これも100円で利用できる公共交通機関と言えます。

まとめ

ベトナムはベトナムドンという通貨単位で経済が回っています。そして物価も安く、特にフルーツやインスタントラーメンは日本よりはるかに安価に購入できると言う物価で100円あれば、びっくりするくらいたくさん手に入る国です。また、バスも安く100円でたくさん乗れるのも魅力と言えます。

そんなベトナムの100円ですが、期間限定ながら成田からハノイに行く路線も100円程度で乗れるのは驚きではないでしょうか。

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