ベトナムは蚊が多い!蚊に困ったときに使えるベトナム語と知っておくべきこと

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日本でも夏になると毎年「蚊」が発生します。刺されると痒いですし、独特の羽音が鳴るので不快なことこの上ありません。ベトナムでも人々の反応は同じようなものですが、蚊に対しての対策は日本以上に必要です。

ではベトナムでの蚊の対策、そのときに使えるベトナム語をいくつか紹介していきます。

ベトナムは蚊が多い!蚊に困ったときに使えるベトナム語と知っておくべきこと

ベトナムは日本とは違って年中暖かい気候です。ホーチミンであれば年間22~35度くらいの気温ですし、自然も多いので蚊が発生しやすいのです。そういった環境から、ベトナムでは1年中、蚊がいます。

夏だけでも大変なにに年中となると嫌になりますよね。では、ベトナムでよく使われている蚊対策グッズ、グッズを購入するときに使えるベトナムを紹介していきます。

使いやすい蚊の対策グッズと使えるベトナム語

ベトナムでよく使われる蚊対策グッズにはこのような物があります。

・虫よけスプレー(nhang trừ muỗi)
・虫よけクリーム(Kem chống muỗi)
・蚊取り線香(Nhang muỗi)
・蚊帳(Màn)

蚊はベトナム語で「muỗi」と言いますから、その言葉がついていれば「蚊対策用のグッズだな」と思えば良いです。

虫よけスプレーや虫よけクリームの使い方は日本と同じです。外出する前に肌に直接塗って刺されないようにしましょう。

蚊取り線香も日本と同じように使います。ベトナム産の蚊取り線香は日本のものより香りがマイルドで、自然っぽい匂いがするのでそこまで気になりません。

蚊帳は寝るときに使うもの。細かい網目状になっているので蚊の侵入を防ぐことができます。
天井から吊るすタイプ、壁にひっかけるタイプなど様々あります。安いものであればベトナムで1,200円ほどで購入することができます。

蚊に関するよく使うベトナム語にはこのようなものがあります。

・蚊に刺された → bị muỗi đốt
・痒い → ngứa
・蚊がたくさんいる → có nhiều muỗi

ベトナム語で気持ちを伝えたいときは上記のように言いましょう。

MyTien

Nhang trừ muỗi

https://tieng-viet.jp/wp-content/uploads/2020/09/nhangtrumuoi.wav
MyTien

Kem chống muỗi

https://tieng-viet.jp/wp-content/uploads/2020/09/kemchongmuoi.wav

蚊の対策グッズを売っているお店と使えるベトナム語

ベトナムでは色々な場所で蚊の対策グッズを販売しています。観光客が行きかうようなメインストリートやスーパーマーケット、商店などでも販売しています。ベトナムに行くときは日本から持っていっても良いですが、忘れたのであれば気軽に購入できるので安心してくださいね。

ではお店で商品を買う時の例文を紹介していきます。

例文1 町で道を聞く
A:Siêu thị ở đâu?(スーパーマーケットはどこにありますか?)
B:Cách đây hai dãy nhà(ここから2つ先の交差点にあります)
A:Thời gian mất khoảng bao lâu ?(どこくらい時間がかかりますか?)
B:Đi bộ mất mười phút(徒歩10分で着きます)
A:Cảm ơn bạn(ありがとう)
B:Không có gì ạ.(どういたしまして)

例文2 お店で蚊取り線香を探す
A:Tôi đang tìm cuộn dây nhang muỗi(私は蚊取り線香を探しています)
B:Nó ở đây. (ここにあります)
A:Nó có dễ sử dụng không?(簡単に使えますか?)
B:Vâng, dễ ạ. (はい、簡単です)

ベトナム語は発音が難しいので大変ですが、機会があれば覚えて使ってみてください。

MyTien

Tôi đang tìm cuộn dây nhang muỗi

https://tieng-viet.jp/wp-content/uploads/2020/09/toidangtimnhangmuoi.wav

デング熱に要注意!ベトナムは日本とは環境が違う!

日本では滅多にありませんが、ベトナムではデング熱が流行することがあります。デング熱とは蚊に刺されることで発症する病気ですね。

予防注射などもないので、できる対策といえば「蚊に刺されないようにすること」。ベトナムへ行って蚊にさされ、体調がおかしいのであれば病院へ行くようにしましょう。

デング熱の症状と使えるベトナム語

デング熱になったときのよくある症状は、発熱、関節痛、頭痛、吐き気などです。症状が1週間ほど出るので辛いですが、通常であれば問題なく体は回復します。

ただし、重症になってしまった場合は別。輸血が必要になるなど重篤となる場合もあるので気をつけておきましょう。

体に異変を感じたときはこのように伝えましょう。

例文 体調が悪く病院へ行きたいとき
A:Tôi bị ốm(私は体調が悪いです)
B: Bạn trông nhợt nhạt thế.(顔色が悪いですね)
B: Bạn có sao không? (大丈夫ですか?)
A: Đầu tôi đau.(頭が痛いです)
A: Và tôi cũng bị sốt.(そして熱もあります)
B: Thế thì nguy hiểm quá.(それは大変ですね)
A: Làm ơn đưa tôi đến bệnh viện.(病院に連れていってください)
B: Tôi hiểu rồi.(分かりました)
B: Đi nhanh thôi.(早く行きましょう)

蚊に刺されたとき以外でも使えるので、そのままフレーズを覚えておくと便利です。

MyTien

Tôi bị ốm

https://tieng-viet.jp/wp-content/uploads/2020/09/toibiom.wav
MyTien

Bạn trông nhợt nhạt

https://tieng-viet.jp/wp-content/uploads/2020/09/bantrongnhotnhat.wav

蚊にさされないように肌の露出は避けておこう

ベトナムには雨季や乾季がありますが、基本的にはどの季節でも蚊がいます。雨季のときは蚊も特に多くなるので、暑くても羽織るものを用意しておきましょう。

蚊が気になるのであれば足元もサンダルは控えてスニーカーなどにしておくのがおすすめ。暑くて肌を出したいときは虫よけスプレーをこまめに塗るようにします。

洋服などに関するベトナム語にはこのようなものがあります。

・Tシャツ → áo thun
・長袖 → tay dài
・ノースリーブ → không tay
・ブラウス → áo sơ mi
・ジャケット → aó vest
・ズボン → quần tây
・長ズボン → quần dài
・半ズボン → quần cộc
・スカート → váy
・カーディガン → áo nịt
・ベルト → thắt lưng
・衣類 → quần áo
・上半身の服 → áo
・下半身の服 → quần

ちなみに「服を着る」はベトナム語で「Mặc quần áo」と言います。ベトナム語で旅行中に服を買いたいときは上記の単語を使ってみてくださいね。

「~が欲しい」は「Tôi muốn~」になるので、その後で単語を付け足して使っていけばOKです。

「~が欲しい」の使い方を下記のビデオで確認しましょう!

MyTien

Mặc quần áo

https://tieng-viet.jp/wp-content/uploads/2020/09/macquanao.wav
MyTien

Tôi muốn mặc quần áo

https://tieng-viet.jp/wp-content/uploads/2020/09/toimac.wav

ベトナム人は蚊にさされてもあまり気にしない

日本人は蚊に刺されるのがとても嫌ですよね。それはベトナム人でも同じですが、年中蚊がいる環境なので日本人よりも慣れています。

蚊に刺されても無反応、「いつものことだから」と気にしない人もいます。若い女性は比較的気にしますが、男性であれば虫よけスプレーもしないということも良くあります。

ベトナムでは扇風機を蚊の対策にも使う

ベトナムでも扇風機はよく使われています。暑さ対策として使うのが一般的ですが、扇風機は蚊の対策にもなります。

扇風機はベトナム語で「Quạt máy」といいます。扇風機をつけることで風が発生しますが、その風で蚊が飛べなくなるので近くに置いて寝るようにしましょう。

ベトナムでは扇風機をつけたままにして寝るのはごく普通。年中暑いのでどの家庭にもありますから、すぐにできる蚊対策として重宝されています。

賃貸のアパートであっても備え付けになっていることも多いですし、必需品なので電化製品を扱っているお店ならどこでも販売しています。

最先端の扇風機であれば250ドンくらい、シンプルな扇風機なら150ドンくらいです。ローカルな扇風機であれば100ドン以下でも購入できるので、用途に合わせて買うようにしてください。

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Quạt máy

https://tieng-viet.jp/wp-content/uploads/2020/09/quatmay.wav

香草を食べると蚊に刺されにくい

ベトナムは暑い気候もあり、日本人よりもスパイスや香草をよく食べます。実は香草を食べると「蚊に刺されにくい」と言われています。

蚊はレミングラスやバジル、ミントなどの成分が苦手と言われています。そういった香草には蚊が嫌がる成分が入っています。食べることで体から匂いがでるため、蚊に刺されにくいとされています。

「ベトナムに行った当初は蚊に良く刺されていたけど、香草を食べるようになったら刺されにくくなった」という人もいます。

日本にいる蚊にも効果があるといわれているので、香草が嫌いじゃない人は積極的に食べてみるのがおすすめです。香草はベトナム語で「thảo mộc」または「rau thơm」といいます。

ただ、パクチーが苦手な人もいますよね。食事でパクチーを抜いてほしいときは「Đừng cho ngò rí」(南のホーチミン)もしくは「rau mùi」(北のハノイ)と言いましょう。「Đừng cho ~」が「抜いてください」になるので、使い勝手が良いフレーズです。

thảo mộc con muỗi

役に立つ例文:
Đừng cho hành.
ワケギを抜いてください。
(ベトナム人でもワケギ食べない人もいますね。)
Đừng cho đá.
氷を抜いてください。
Đừng cho ớt.
とがらしを抜いてください。

ベトナムでよく使われてる香草:
パクチー: ngò rí/rau mùi
ディル : thì là
ワケギ : hành
タイバジル : húng quế
バジル : húng tây
ミント : bạc hà
ポリごヌム : rau răm (バルートとよく使われている香草)
キンゾイ : kinh giới
ノコギリコリアンダー(パクチー・ファラン) : mùi tàu
ジャコウライムの葉: lá chanh
ロットの葉 : lá lốt
しそ : tía tô

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Đừng cho ngò rí

https://tieng-viet.jp/wp-content/uploads/2020/09/ngo-ri.wav

まとめ

ベトナムは蚊の多い国です。暖かい環境なのでそれは仕方がないことですから、便利グッズを使って蚊の対策をしていきましょう。機会があればベトナム語を使ってコミュニケーションを取るようにしてください。

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