【意外な定番】ベトナムのお土産にしたいチョコレートの紹介!

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チョコレートと言えば海外旅行のお土産の定番です。当然ベトナムでもチョコレートはお土産に最適なものの一つとして挙げられます。

ベトナムは長年フランスの植民地だった過去があり、その影響を受けてフランスの文化に色濃く影響を受けているのです。そういった背景から、チョコレート文化を持つフランスの影響によってベトナムのチョコレートも高い水準にあります。

ベトナムのチョコレート事情

ベトナムのチョコレート事情について、先ほども触れましたがフランスの文化が影響しています。それ以外にも原料であるカカオが盛んに栽培されているという背景もあるのです。

フランス支配下の影響

ベトナムは1887年から1954年まで、フランスの支配下に置かれていました。この統治は、当時行われたフランスの同化政策によってベトナム独自の文化が失われそうになったという過去も一面としてあります。

しかし、それと同時にベトナムにフランスの文化が一気に流入したという意味もあったのです。フランスも強硬な同化政策から協同政策へ転換を行いフランスの文化も徐々にベトナムに浸透していきました。

それによってフランスの食文化の一つ、チョコレート文化(フランスのチョコの消費量は日本の3倍以上)もベトナムにもたらされたのです。これが現在のベトナムのチョコレート文化の下地の一つになったと言えます。

カカオ栽培に最適なエリア

チョコレートの文化がフランスからもたらされただけでなく、ベトナムにはチョコレートに対する高いポテンシャルを秘めていました。それはチョコレートの主要原料、カカオ豆の栽培に適していたことです。

カカオと言えばガーナなどを代表とする西アフリカというイメージがあります。しかし、温暖なベトナムもカカオの栽培に適した環境と言え、メコン川の肥沃な栄養分がそれを手伝って良質なカカオを生み出しました。このカカオの独特な風味は世界的にも評価されています。

余談ですが、サトウキビの生産も盛んであり、カカオに砂糖というチョコレートの原料が豊かな国でもあるのです。そんなベトナムは、ベトナム国内の原料だけでチョコレートが作れてしまうチョコレート大国なのです。

ベトナムチョコレートの特徴

ベトナムは、フランスのチョコレート文化の影響を受けたことと、ベトナムの豊かなチョコレート原料の産出で高いチョコレート文化を構築しました。

そんなベトナムのチョコレートの特徴も多く、フランス人プロデュース、独自の味わい、高コストパフォーマンスと言ったものが挙げられます。これら3つの特徴についてお話ししていきましょう。ベトナムのお土産でなぜチョコレートがおすすめなのか分かるはずです。

フランス人によってプロデュースしたものが多い

ベトナムは現地にも素晴らしいショコラティエは多くいます。しかし、それでも本場フランスの技術やアイデアを積極的に取り入れているのが特徴です。

その一つにフランス人のプロデュースを受けたチョコレートがとても多いという点が挙げられます。フランス人もベトナムを統治下においていた歴史から言語などが通じやすく、仕事もしやすい環境は魅力です。

そのため積極的にベトナムのチョコレートづくりに協力しています。製造はベトナムであっても、外見や中身はフランスのチョコレートにも引けを取らないクオリティのものが多数あります。

ベトナム独自の味わい

ベトナムは良質なカカオを多数生産しています。そのため、カカオを生かしたチョコレートづくりが特徴です。このカカオを全面に出したチョコレートは日本で販売されている高濃度のカカオを配合したチョコレートに通じる味わいと言えます。つまり、甘い中にも爽やかな苦みと深いコクがあるのです。

また南国のセンスがチョコレートにも反映されています。例えば、バニラの香りを入れずにストレートな味わいのカカオチョコレートや同じくベトナムで豊富に採れるスパイス類を入れた個性的なチョコレートもあるのです。

いずれにしてもそれらをフランス仕込みのアイデアや技術によって高いレベルにまで昇華させているのがベトナムチョコレートの味わいと言えます。

高コストパフォーマンス

ベトナムのチョコレートは高コストパフォーマンスです。確かに現地の方からすれば高級な食品ですが、高いものでも80g(板チョコ1.5枚分)800円に満たない価格になっています。日本の市販された板チョコに比べれば高いものの、品質や手間がまるで違います。

実際にこのレベルのチョコレートであれば、日本の百貨店あるいはフランスのショコラティエで買い求めるには、その数倍以上の金額を出す必要があるクオリティです。お土産に大量買いするのにも適したお菓子と言っても過言ではありません。

ベトナムのオススメチョコレート

このような安いのにとても品質の高いチョコレート、こだわりの味わいを持つチョコレートがベトナムのチョコレートの特徴です。

ここでは具体的に人気のあるお土産にしたいチョコレートのブランドを紹介していきましょう。

PHEVA(フェバ)

ベトナム中部の都市、ダナンに拠点を構えるチョコレートブランドです。

コーヒーのように単一品種のカカオ豆にこだわったチョコレートづくりを徹底しており、ベトナム南部のベンチェ省で栽培されたカカオの特定品種のみを使っています。カカオの優れた香りや深い味わいが堪能できるチョコレートです。

ちなみにお土産として人気が過熱し、近年は日本でも購入できるようになりました。ただし、輸送費や付加価値などが加味されて、現地では考えられないような高額な価格設定になっているので、お土産でたくさん買うのがおすすめです。

Savie(サヴィ)

ベトナム中部高原産のカカオ豆と同エリアのサトウキビのみを原料にチョコレートを製造しているブランドです。

大量生産が行われるような現代的な製法によらず、石うすで丁寧にカカオ豆を挽いていく伝統的な製法を今に伝えてるのも特徴と言えます。熟成させたチョコレートや伝統的な塩(フランス・ブルターニュ地方のル ゲランデ)を加えたチョコレートが有名です。

少量限定生産なのでお土産のバラまきには使えません。しかし、個人的なとっておきのお土産には最適なチョコレートと言えます。

Marou(マルゥ)

Marouはベトナムで最もメジャーなチョコレートブランドです。

もともとフランス人が立ち上げたブランドでもあり、フランスの技術やアイデアがふんだんに盛り込まれたブランドでもあります。それに加えて、ベトナム産のカカオ豆とサトウキビのみを使ったこだわりのチョコレートを提供しています。

特徴としては、ブラックチョコレートに定評があり、ベトナムの良質なカカオの風味が存分に楽しめる点です。このこだわりが海外の多く旅行者を魅了し、お土産店や空港など様々な場所で目にすることができます。

Alluvia(アルヴィア)

カカオ豆をベトナム南部のティエンザン省ミトー産のみに絞って使用しているブランドです。

大量生産しているブランドではあるものの、ベトナムのハイクオリティなチョコレートらしさをきちんと感じられるチョコレートに仕上げられています。直営店では限定品も多くあるので、旅行のついでに訪れてみても良いかも知れません。

henk(ヘンク)

ベトナムのチョコレートはブラックチョコレートがメインです。そのため、甘いチョコレートが好きな方にとっては、やや物足りなさを感じる方も少なくありません。

そんな甘い、本格派ではないけどお菓子らしいチョコレートに仕上げているブランドです。ホーチミンの空港などでよく目にしますから、甘党の方はそちらで買い求めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

ベトナムは、チョコレート好きなフランス文化のバックグラウンドと豊かな自然によるカカオの名産地を持ちます。そのため知られざるチョコレート大国の顔を持った国です。

そんなベトナムにはたくさんのブランドがありますから、今回紹介したブランド以外にも自分に合ったブランドを探してみるのもおすすめと言えます。

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